診療案内Medical Guidance

虫歯治療

虫歯は病気です。放っておけば歯を失うことになります。
前歯がしみる、奥歯にズキズキとした痛みを感じる、黒ずんでいるところがあるなど少しでも違和感があれば、
当グループの医院へご来院ください。早期受診、早期発見が大切です。

当グループが大切にしていること

当グループの医院では「基本に忠実な治療」を何よりも大切にしています。
昨今新たな技術開発や薬品の改善もあり、これまでなかった診療が目立つようになってきました。
しかし、どれだけ新しい治療法も基本的な技術力の上に初めて役に立つものとなると考えます。

「流行っているから取り入れる」のではなく、大切なことは「確かに患者さんの役に立つものか?」という視点です。このように見定めていくと、長期的な予後のデータにかける新たな治療法は、確実性にかけるものであると言わざるを得ません。
事実これまでにも多くの診療が脚光を浴び、そして話題から遠ざかっていきました。

実際に大森の横須賀歯科医院では、5年以上経過している文献やデータが確認できない治療法や薬品は取り扱っていません。同時に、本当に役立つ新たな治療法は常に収集し、医院全体で学んでいます。

これからもより確かな安心をご提供するために、「基本に忠実な治療」を追求していきます。

虫歯の原因

虫歯は歯垢(プラーク)の中にいる虫歯菌が飲食物に含まれる糖分を分解することによって産出される「酸」によって歯が溶けてしまうお口の病気です。
お口の中の衛生管理をしっかりすることで予防することができます。

虫歯菌の存在

虫歯菌には、幼少期に家庭内で感染することが多いとされています。虫歯菌がお口の中に存在することで、虫歯になるリスクが高まります。

食後、お口に残る糖分

食後にお口の中に糖分が残っているとそれをエサに虫歯菌が「酸」を出し、歯を溶かします。砂糖を多く含む甘いものには要注意です。

歯みがきまでの時間

虫歯菌が活発に「酸」を出し始めるのは食後30分位からといわれています。食後や就寝前など、適切なタイミングの歯みがきで、お口の中から糖分や虫歯菌を取り除きましょう。

もともとの歯質

もともと酸に弱い歯質、抗生物質の服用などで虫歯菌への抵抗力が弱くなっている歯質があります。ご自身の歯質をしっかり把握し、フッ素塗布などで歯質強化を図りましょう。

“安心安全”への徹底したこだわり

正翔会の理念である『その人医療』という考え方は、ごく一般的な虫歯治療でも同じです。
まず患者さんごとに完全滅菌を行い、グローブや器具は必ず取り替えます。また2ヶ月に一度行っている院外から専門の講師をお招きしての院内講習会では、歯科治療の基礎である保険診療の品質から向上させる目的で、ドクター及び歯科衛生士に学習の場を設けています。

「自分だったら“受けたい”と思える治療ができているか?」という問いを常に持ち、医療人として皆様に本当の安心と安全をお届けしていきたいと考えています。

虫歯の進行段階と治療法

C0【ごく初期の虫歯】

歯の表面のエナメル質が溶け始め、白く濁っている状態。まだ歯に穴はあいておらず、痛みなどの自覚症状はありません。適切なブラッシングやフッ素塗布で治ることがあります。

C1【エナメル質の虫歯】

エナメル質がさらに溶け、黒ずんでいる状態。冷たい物がしみることがありますが、まだ痛みはありません。虫歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療します。

C2【象牙質の虫歯】

エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行した状態。冷たい物や甘い物がしみるようになり、ときどき痛むこともあります。虫歯に冒された部分を削り、インレー(詰め物)で補います。

C3【神経まで達した虫歯】

神経まで虫歯が進行した状態。熱い物がしみるようになるほか、何もしていなくてもズキズキと激しく痛むようになります。神経を除去し、神経が入っていた管(根管)の内部を消毒して薬剤を詰める根管治療を行い、クラウン(被せ物)を被せます。

C4【歯根まで達した虫歯】

歯の大部分が溶けてなくなり、歯根まで虫歯に冒された状態。痛みはなくなりますが、歯根部に膿がたまると再び痛みが出ます。多くの場合、抜歯が必要です。抜歯後、入れ歯などで失った歯の機能の回復を図ります。